ファンド情報

3周年レポート 運用経過と今後の見通し

シュローダー・インカムアセット・アロケーション

2016年08月26日

ファンドは今年で設定から3周年

 

シュローダー・インカムアセット・アロケーション (毎月決算型)/(1年決算型)Aコース(為替ヘッジなし)/Bコース(為替ヘッジあり)愛称 グランツール/グランツール1年はおかげさまで設定から満3年を迎えました。 これに合わせ、ファンドの“これまでとこれから”をテーマに今回は「運用経過と今後の見通し」についてご報告します。

2016年初来のファンドのパフォーマンス

2016年初来の市場は、世界経済の減速懸念や英国のEU(欧州連合)離脱問題などで不安定な動きとなりました。ファンドの年初来の騰落率は、各決算型Aコース(為替ヘッジなし)は主に為替変動の影響を受けマイナス各決算型Bコース(為替ヘッジあり)はプラスとなりました。

 

ポイント1 過去1年のAコース(為替ヘッジなし)の主なマイナス要因は為替変動

[騰落率*について]
Aコース(為替ヘッジなし)の設定来の騰落率は、各決算型ともにプラスでした。一方、過去1年の騰落率はマイナスでした。

[変動要因について]
Aコース(為替ヘッジなし)の過去1年の基準価額の変動要因は、市場環境に合わせた資産配分の柔軟な変更により、資産(債券・高配当株式等)は毎月決算型が小幅なマイナス、1年決算型はプラスでした。一方、2015年末以降、急速に進んだ円高の影響を受け、為替変動が主なマイナスの要因でした。
*基準価額(分配金込み)を使用しています。※すべて2016年7月末現在。騰落率以外は基準価額を使用しています。

 

ポイント2 資産配分の柔軟な変更により英国のEU(欧州連合)離脱問題時の影響を低減

過去1年の市場環境を振り返ると、原油価格の下落や世界経済の減速懸念等から、市場の変動性が高まる局面がありました。こうした中、ファンドは、各資産間の分散投資効果を勘案したことや、市場環境に合わせた資産配分の柔軟な変更をすることにより、資産(債券・高配当株式等)によるマイナスの要因を抑えることができました。

[英国のEU(欧州連合)離脱問題時の対応]
市場環境に合わせた資産配分の柔軟な変更について、英国のEU離脱問題時の対応を例としてみてみます。2016年6月23日に行われた英国のEU離脱を巡る国民投票前後の期間において、ファンドはインカムを追求しつつ、安定的な運用を行いました。

  • 英国のEU離脱が決定となった6月24日から翌営業日(6月27日)にかけて、市場ではリスク回避の動きが極度に高まり、世界的に株式市場が大幅に下落
  • その結果、組入資産の高配当株式はマイナス要因。一方、ハイイールド債券や先進国国債はプラス要因
  • 高配当株式のマイナスを各債券のプラスにより一部相殺することができ、全体のマイナス幅を低減

*高配当株式19.7%、世界投資適格債券4.9%、世界ハイイールド社債24.4%、米ドル建て新興国国債11.8%、現地通貨建て新興国国債9.9%、世界国債11.2%、キャッシュ等18.1%で投資した前提です。※上記は指数を使用し前記の資産配分で分散投資をした前提で各資産の寄与度(米ドルベース)を試算したシミュレーションであり、実際のファンドの運用実績を示すものではありません。また、将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。投資対象ファンドの運用概況および運用方針を基に作成しております。

[市場の先行き不透明感を見越した対応]
英国のEU離脱が決定する以前から、市場の先行き不透明感を見越し、先進国国債の配分比率を10%超に高めており、高配当株式の配分比率を5月末の約18%から6月中に約11%まで引き下げました。その後、市場のリスク回避の動きが一段落したと判断し、6月下旬には再度、高配当株式の配分比率を約18%まで引き上げました。

*各コースともに毎月決算型の基準価額(分配金込み)を使用しています。※上記は投資対象ファンドの運用概況および運用方針を基に作成しております。

 

足元の市場概況と今後の見通し

2016年に入り、中国をはじめとする世界的な景気減速懸念の高まりなどから、保守的な運用を行ってきました。その後、各国政府や中央銀行が積極的な財政、金融政策を行ってきたことから、足元では緩やかな景気の回復傾向がみられ始め、世界経済の回復期待が高まりつつあります。
そうした中、主要国の主な経済指標の改善度合いや、企業の決算状況を見ながら、2016年後半にかけて、世界経済の回復が本格的なものであるかどうかを見極める必要があると考えます。

こうした市場環境の下、景気に左右されにくい特性を持つ資産の一部に割安感が薄れてきていると考えます。したがって、ファンドでは、景気に左右されにくい特性を持ち、かつ、インカム(利子や配当金等)を生み出す資産や銘柄の選別色を高め、投資対象をこれまで以上に精査しています。
一方で、分散投資の観点から景気に敏感な特性を持つ資産を、価格下落の抑制に注力し、十分選別しながら保有し、トータルリターンの向上を目指します。

[高配当株式]
2016年6月はリスク回避を主眼にポートフォリオを運営し、高配当株式の配分比率を一時約11%と低い水準としましたが、その後、2016年後半にかけて主要国の金融緩和姿勢が継続するとの判断から、徐々に配分比率を引き上げ、約29%までと高めました。
今後は、各国政府や中央銀行による積極的な財政、金融政策の効果が期待される他、米ドルの下落や資源価格の調整を下支えに、世界経済や企業業績の回復が期待できることも、株式にとってはプラスの要因になると考えられます。
[債券]
投資適格債券では、信用スプレッド(国債に対する上乗せ金利)が縮小し、割安感が薄れてきたと判断したことから、配分比率を先進国国債と同様に約5%まで引き下げました。
一方、ハイイールド債券は、信用スプレッドが十分あり、利回り水準が高いことから、配分比率を約25%と高い水準に保っています。
その他、新興国債券については、通貨、債券価格ともに回復してきたことから、一部利益確定の売却を行いましたが、依然約24%の配分比率としています。
他の資産との分散投資効果が期待できる先進国国債は、これまで金利が継続的に低下してきたことで割安感が薄れたことに加え、他資産との分散投資効果が低減したとの判断から配分比率を引き下げ、約5%の配分比率です。

ファンドは、引き続き、地域別および資産別の市場環境を注視し、質の高いインカム(利子や配当金等)を生み出す資産や銘柄への選別投資を行いつつ、適切なリスク管理を行うことで、安定的な運用成果を目指す方針です。
※上記は投資対象ファンドの運用概況および運用方針を基に作成しております。


(データはすべて2016年7月末現在)

当ページで使用している指数等について
出所:シュローダー、ブルームバーグ、バークレイズのデータを基にシュローダー作成。
※[ファンドの基準価額(分配金込み)の2016年初来の騰落率]のファンドはすべて基準価額(分配金込み)を使用しています。「2016年初来の米ドル対円の為替レートの推移」のグラフの期間は2015年12月30日~2016年7月29日です。「過去1年の変動要因の累積推移」の期間は2015年7月末~2016年7月末、2015年7月末を0円として月次の各要因をそれぞれ加算しグラフ化したものです。為替は、米ドル円の変動による影響を示しており、その他通貨の変動については資産要因に含まれています。概算値であり、実際の基準価額の変動を正確に説明するものではありません。傾向を知るための参考値としてご覧ください。なお、2015年6月分より、基準価額変動の資産要因をより正確に説明する観点から概算値の算出方法を調整しております。騰落率は実際の投資家利回りとは異なります。為替ヘッジを行った場合でも、為替変動の影響を完全に排除できるものではありません。基準価額は信託報酬控除後の価額です。基準価額(分配金込み)は税引前分配金を再投資した場合の基準価額です。販売会社によってはお取り扱いファンドが異なりますので、詳しくは販売会社にお問い合わせください。「シュローダー・インカムアセット・アロケーション(毎月決算型)/(1年決算型)Aコース(為替ヘッジなし)/B コース(為替ヘッジあり)愛称 グランツール/グランツール1年」を総称して「ファンド」と表記する場合があります。
【使用指数】世界国債:シティ世界国債インデックス、世界投資適格債券:バークレイズ・グローバル総合インデックス、世界ハイイールド社債:バークレイズ・グローバル・ハイイールド社債インデックス、米ドル建て新興国国債:JPモルガンEMBIプラス・インデックス、現地通貨建て新興国国債:JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド・インデックス、世界高配当株式:MSCIオールカントリー高配当株インデックス、すべてトータルリターン
●MSCIは、この資料に含まれるいかなるMSCIのデータについても、明示的・黙示的に保証せず、またいかなる責任も負いません。このMSCIのデータを再配布することは許可されません。また、他の指数やいかなる有価証券、金融商品の根拠として使用することもできません。MSCIはこの資料の内容の承認やレビューを行っておらず、また、MSCIはこの資料の作成者ではありません。いかなるMSCIのデータも、投資のアドバイスや、どのような種類の投資決定を行う事(又は行わない事)の推奨を行う意図は無く、また、そのようにみなされるべきものでもありません。
●シティ世界国債インデックスは、Citigroup Index LLC(以下CitiIndex)により開発、算出および公表されている債券インデックスです。CitiIndexまたはその関連会社は、本ファンドのスポンサーではなく、本ファンドの推奨、販売あるいは販売促進を行っておりません。このインデックスのデータは、情報提供のみを目的としており、CitiIndexは、当該データの正確性および完全性を保証せず、またデータの誤謬、脱漏または遅延につき何ら責任を負いません。このインデックスに対する著作権等の知的財産その他一切の権利はCitiIndexに帰属します。
●バークレイズ・インデックスは、バークレイズ・バンク・ピーエルシーおよび関連会社(バークレイズ)が開発、算出、公表をおこなうインデックスであり、当該インデックスに関する知的財産権およびその他の一切の権利はバークレイズに帰属します。