その他

投資家約4,000人対象「第2回投資家意識調査」

2016年07月28日

~投資経験が浅い投資家の4割以上が自身のポートフォリオに不満、「長期」「分散」の意識は不十分~

 

シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長柏木茂介)(以下「シュローダー」)は、モーニングスター株式会社と協働で、全国の投資家を対象に「第2回投資家意識調査」を実施しました。今回は、投資経験5年未満の「ジュニア投資家」と投資経験10年以上の「ベテラン投資家」の意識や行動について比較集計しました。回答を得た全国の個人投資家4,247人のうち、投資経験5年未満は26.4%、投資経験10年以上は51.4%でした。

調査結果の要約は以下の通りです。

投資目的は「中長期の資産形成」だが実際の投資は短期志向

「投資の目的」については、ジュニア投資家もベテラン投資家も「老後の生活資金や将来への備えなど中長期的な資産形成のため」が約7割を占めました。超低金利や年金不安などを背景として、「投資」による資産形成のニーズの高まりがうかがえる結果となりました。

一方、「投資信託を購入する場合に想定する平均保有期間」を聞くと、ジュニア投資家では「3年未満」の保有を前提とする投資家が33%と「3年以上」を上回り、短期志向の投資家が多いことが分かりました。ベテラン投資家では「3年以上」の保有を想定する投資家が48%と、相対的に中長期の投資期間を想定する投資家が多くなっています。

「リスクを抑えた安定運用」を求めるが「分散」の意識は不十分

自身のポートフォリオに対する満足度について、ジュニア投資家の42%が「不満・どちらかといえば不満」と答え、ベテラン投資家の同比率34%を上回りました。不満の理由は、ジュニア投資家は「投資資産の割合が少なすぎる」がトップでした。ジュニア投資家は現役世代の割合が高く、将来のための資産形成がより重要になってくると思われますが、現時点では十分な投資ができていないと感じている投資家が少なくないことがわかりました。半面で、ベテラン投資家の不満は「投資先に偏りがあり、十分に分散投資できていない」がトップになるなど、ポートフォリオの内容を改善したいという思いが強いようです。

また、「投資信託を選ぶ際に重視する点」を聞くと、ジュニア投資家は「リスクを抑えた安定運用」(48%)のニーズが高いにもかかわらず、「現在保有している投資信託の投資先」は「日本株式」(45%)がトップで、分散投資によって安定運用をめざす「バランス型」の保有は25%にとどまりました。前述のとおり、ジュニア投資家は中長期的な資産形成を目指すものの投資信託の保有は比較的短期を想定していることに加えて、ここでも、求める資産運用と実際の保有にはギャップが見られます

投資での最大の不安は「市場環境に応じた柔軟な資産配分の変更」

「投資信託を選ぶ際の不安」を聞くと、「投資(売り・買い)のタイミングや、市場環境に応じて資産配分を柔軟に変更することが難しい」という回答が、ジュニア投資家(58%)、ベテラン投資家(61%)ともに多く、昨年に続き、投資経験を問わず「時宜を得た資産配分の変更」に不安を抱えている姿が浮かび上がりました。

実際に「経済情勢や市場環境の変化に応じて、投資先の変更や資産配分の調整を行っているか」を聞くと、ジュニア投資家は「どうしていいかわからないため行っていない」が約4割を占めました。ベテラン投資家は5割以上が「自分の判断で調整を行っている」と答えましたが、25%は「どうしていいかわからないため、調整を行っていない」と回答し、投資経験に係わらず環境変化に応じた資産配分の調整は難しいという意識が強いことがわかりました。

「運用の専門家が市場環境の変化に応じて柔軟に投資先の資産配分を調整する『資産配分おまかせ型ファンド』に関心があるか」聞くと、ジュニア投資家の55%、ベテラン投資家も  49%が「関心がある・どちらかといえば関心がある」と回答し、2年連続で関心の高さがうかがえます。

今回の調査によって、ジュニア投資家は「リスクを抑えた安定運用」を意識しているものの、それを実現するための「長期投資」や「分散投資」に対する意識が十分とはいえず、投資に対する意識と実際の投資行動にギャップが生じていることがわかりました。また、ベテラン投資家も含めて、市場環境に応じて資産配分を柔軟に見直すことの必要性を感じているものの、配分変更のタイミングや方法論について確信が持てず、資産運用の不安要因になっているようです。

現在、投資家の中心はシニア世代となっていますが、将来への不安や長引く低金利環境、今後のインフレへの対応を考えると、現役世代の中長期的な資産形成が不可欠になってきます。一方で、最近は市場の不確実性を増す出来事が多く、投資への不安を高める一因となっています。投資未経験者や投資経験の浅い投資家の不安を軽減するために、「長期投資」や「分散投資」によってポートフォリオのリスクを抑えるという、投資の基本を理解してもらうことの重要性を改めて認識する結果となりました。

「第2回投資家意識調査」の概要

実施期間 2016年4月27日~5月31日
調査実施 モーニングスターとシュローダー・インベストメント・マネジメント協働実施
調査方法 インターネット、ダイレクトメール
調査対象 全国
有効回答数 4,247件

調査結果の詳細はこちらをご覧ください。

 

本資料は、情報提供を目的として、シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社が作成したものであり、いかなる有価証券の売買の申し込み、その他勧誘を目的とするものではありません。本資料は法令に基づく開示書類ではありません。本資料は、作成時点において弊社が信頼できると判断した情報に基づいて作成されておりますが、内容の正確性あるいは完全性については、これを保証するものではありません。本資料に示されている運用実績、データ等は過去のものであり、将来の投資成果を示唆、保証あるいは約束するものではありません。本資料中にシュローダーのコメントが含まれる場合、かかるコメントはシュローダー独自のものであり、必ずしも一般的なものであるとは限りません。また、本資料中のシュローダーのコメントは、当該コメントを提供した本人もしくは当該運用チーム等のコメントであり、他のシュローダーの資料等に含まれるコメントと必ずしも一致しません。本資料に見通しや分析結果等が含まれる場合、当該見通しや分析結果等は、作成時点の考えに基づくものであり、市場環境やその他の状況等によって将来予告なく変更する場合があり、またこれらは将来の投資成果を示唆、保証あるいは約束するものではありません。シュローダー/Schrodersとは、シュローダーplcおよびシュローダー・グループに属する同社の子会社および関連会社等を意味します。