転換社債(CB)

債券と株式の魅力をもつ資産クラスである転換社債。なぜ今投資家に注目されるのか。

転換社債の魅力について、シュローダーのプロが語る

(2024年2月収録)

転換社債市場の状況は?

今後の見通しは?

簡単に説明していますので、ぜひご覧ください。

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(※ニッセイアセットマネジメント株式会社のウェブサイトに移動します。)

転換社債とは

転換社債(Convertible Bond、CB)とは一定の条件で株式に転換できる権利(転換オプション)が付与されている社債です。
また、社債の一種であるため、一般的には通常の社債と同じように投資家に対して利息が支払われたり、満期まで保有した場合には額面金額で償還されるといった特性も有しています。転換社債は英語名である「Convertible Bond」の頭文字をとって「CB」と呼ばれています。

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※上記はCBをご理解頂くことを目的としたイメージです。


CB市場について

CBは日本、米国、欧州を中心に発行、世界各地の市場で取引されており、市場規模は約5,014億米ドルという状況ですが、日本のREIT市場規模(約1,955億ドル)などと比較して市場規模は大きいといえます。(2021年12月現在)


※日本のリート市場規模は、東証REIT指数ベース

直近10年間の市場規模の推移

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セクター分布

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※BoAML Global Convertibles Index ベース

デフォルト率推移

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出所:BoAML Global Convertibles Chartbook のデータを基にシュローダー作成。 2022年8月末現在 上記は過去の実績であり将来の推移を示唆・保証するものではありません。

知っておきたいCBの特徴

CBには発行時に株式に転換する権利(株式転換権)が付与されています。
これは発行時に決められた価格(転換価格)で転換対象である株式を取得(転換)出来る権利です。したがってCBの価格は、転換対象である株式の価格変動の影響を以下のように受ける傾向があります。

【転換対象株式の株価が転換価格を上回っている場合】
株価よりも割安な価格で株式を取得することができるため、株式に転換するメリットがあります。CBの価格推移は株式に似た性質が強まります。

【転換対象株式の株価が転換価格を下回っている場合】
株価よりも割高な価格で株式を取得することになるため、株式に転換するメリットはありません。CBの価格推移は債券に似た性質が強まります。

転換対象株式の株価の変動によって変化するCBの特性

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上記は一般的な例示であり、必ずしもすべての転換社債に当てはまるものではありません。発行体がデフォルト(債務不履行および支払い遅延)を発生させた場合、またはその可能性が予想される場合には、転換社債の価格の下落要因となります。


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