コロナ禍、コロナ後の消費動向の変化の可能性 - コーヒー編


皆さんは朝コーヒーを飲まれますか?もしくは日中ちょっと一息いれるときに飲まれますか?今回はコーヒーに焦点を当てて足元起こっている変化をどう投資アイデアに結びつけるかシェアしたいと思います。

日本でのコーヒーの消費量は年々少しずつですが成長してきました。家で飲まれる方もいれば、出勤途中にコーヒーショップに寄られる方、オフィスで飲まれる方様々だと思いますが、アメリカ発のチェーン店などコーヒーを提供するお店も増加し、市場が活性化されてきたと思います。ただ、今回の新型コロナウイルスの流行にともなう行動制限、在宅勤務を中心とした勤務体系・働き方の変化が消費地を含む全体のトレンドに大きな変化をもたらしました。大きな変化は国内消費全体・小売りトレンドに共通していることですが、ことコーヒーに関してはコロナ後の世界にも継続しうる変化だと思われます。

一つ目の変化は都心、オフィス街での消費量・売上の減少です。これは在宅勤務の増加・そして定着から容易に想像できます。コーヒー店チェーンの売り上げも既存のお店の立地が都心比重高いところほどおおきなマイナスの影響を受けています。ただ逆のトレンドも発生しており、郊外立地、住宅立地のお店の売り上げは急速に回復しています。これは二つ目の変化で人々のコーヒー消費量の増加などが日常化しており、皆さん在宅勤務などで家いる時間が増えたが故に、近くのコーヒー店で一息いれるなどの需要が増加しているのだと思います。私自身も在宅勤務を続けているうちに良い点、悪い点、色々と気づきがありましたが、やはり集中力の持続、生産性向上にはある程度の外的刺激も必要なのだと感じています。それは日常の物音、人の声などです。そういう意味では仕事場としてのニーズも場所提供型のコーヒーショップは満たすことができるでしょう。こういった洞察から郊外立地で時間・場所提供型のコーヒーショップにはコロナが収束しても在宅という働き方の選択肢が継続するとの前提で需要の拡大が期待できると仮説をたてることができると思います。そして新たに需要が郊外にシフトすることによる出店機会が増すことにより成長ポテンシャルが従来の曲線から上にシフトすると期待できます。このような新たな成長機会の出現は小型株の銘柄発掘の視点からは非常に重要だと思います。

このように新型コロナウイルスの流行がもたらした生活習慣の変化から新たな成長企業の出現の可能性、そしてそれを見つけられるように日頃の生活からの自身の気づきなど小さなヒントに気を配って、まだ気づかれていない新たな投資機会の発掘に力をいれたいと思う今日この頃です。

 

  本コラムでは日本株式運用チームのファンドマネジャーやアナリストが毎月入れ替わりで、市場や業界での注目点、気になった話題などをご紹介します。

 

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