グローバル市場見通し(2021年11月号)

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見通しの表示:++強気、+やや強気、0中立、-やや弱気、--弱気 矢印:対前月での見通しの引き上げ/引き下げ

株式

国債

社債

コモディティ
(商品先物)

7-9月期の企業決算は、4‐6月期程好調とはならなかったものの、多くの企業は業績見通しが堅調であることを示唆しており、株式市場は下支えられると考えます。

世界で流動性縮小が進行中であることへの確信度が上昇しており、これは今後の逆風要因と考えます。

ファンダメンタルズは改善していますが、バリュエーションは割高であり、引き続き過度な水準で推移していることから、やや弱気の見通しを維持しています。

新型コロナウイルスワクチン接種率の上昇や世界経済成長が引き続き支援材料となり、強い需要が見込まれることから、やや強気の見通しを維持しています。

株式

資産

分類

見通し

株式

米国

 

割高なバリュエーションや刺激策の緩和は株価の下押し圧力になると考えられるものの、米国企業業績がリターンの源泉となると判断しています。

欧州

 

これまで力強い経済成長を背景に欧州株式を選好してきましたが、今後はそのモメンタムが低減すると考えます。

日本

 

衆院選の結果はすでに日本株式市場に織り込まれ済みと判断しています。また、供給ボトルネックが足かせとなっている製造業により、回復が抑制されていると考えます。

アジア太平洋
(除く日本)

 

サプライチェーンの問題は、韓国や台湾の足かせとなっていると考えます。中国株式については、バリュエーションが魅力的な水準になり始めていると判断しています。

新興国

 

ファンダメンタルズの魅力度は引き続き低いと判断しています。新型コロナウイルスワクチンの接種率が低い国々も多く存在しており、経済回復のペースに不透明感が残っています。

債券

資産

分類

見通し

国債

米国

 

労働市場のタイト化がインフレ上昇懸念を上昇させ、2022年末に米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに踏み切る可能性もあることから、やや弱気の見通しを維持しています。

欧州
(ドイツ国債)

欧州中央銀行(ECB)のハト派な発言を受け、見通しを引き上げました。パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)は終了が予定されていますが、新たな支援策が実施される可能性が高いと考えます。

新興国米ドル建て

 

先進国市場に比べバリュエーションの魅力度が高く、ハイイールド債券を中心に、引き続きやや強気の見通しを維持しています。

新興国現地通貨建て

インフレ上昇への懸念や経済成長の減速を背景に、見通しをやや弱気に引き下げました。先進国の金融政策の引き締めは、新興国にとって支援材料とはなりにくいと考えます。

インフレ連動債

 

原油価格の上昇と金融政策の正常化など、プラス要因とマイナス要因が入り混じっていることから、中立の見方としています。

投資適格社債

米国

 

スプレッド縮小余地が限定的であるほか、利上げを巡り2022年はボラティリティが高くなることが見込まれ、投資家心理や市場のテクニカルに要因に影響を受けやすくなることが懸念材料と考えます。

欧州

 

スプレッドは引き続きタイトであり、バリュエーションの魅力度が低減していますが、米国投資適格債券よりも欧州投資適格債券を選好しています。

ハイイールド社債

米国

 

金利上昇を巡るボラティリティの上昇に、米国投資適格債券は米国ハイイールド債券よりも影響を受けやすい考えることから、ハイイールド債券の選好度を高くしています。

欧州

 

ファンダメンタルズの改善や低いデフォルト率が支援材料であることに加え、米国ハイイールド社債と比べ、スプレッドが広いことが支援材料と考えます。

コモディティ(商品先物)

資産

分類

見通し

コモディティ

エネルギー

 

エネルギー価格が高騰した場合の経済減速のリスクに対するヘッジ手段となることから、選好を維持しています。

 

足元、金価格はボックス相場となっており、中立の見通しを維持しています。

産業用金属

 

中国による需要は減速していますが、引き続き、世界経済回復を背景に中国以外の国々による需要の回復がみられています。

 通貨

資産

分類

見通し

通貨

米ドル

 

流動性縮小のリスクに対するヘッジ手段として、米ドルは有効と考えることから、やや強気の見通しを維持しています。景気サイクルの成熟に伴い、米ドルロングのポジションの魅力度は増すと考えます。

ユーロ

 

ECBはハト派姿勢を継続していることから、やや弱気の見通しを維持しています。

日本円

 

ファンダメンタルズ、インフレリスク、金融政策は日本円にとって逆風となると判断しており、見通しをやや弱気に引き下げました。


出所:シュローダー。社債に関する見通しは信用スプレッド(デュレーション・ヘッジを前提)の動きに基づくものです。ユーロと日本円は対米ドルの見通しとなります。


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