グローバル市場見通し(2022年9月号)

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見通しの表示:++強気、+やや強気、0中立、-やや弱気、--弱気 矢印:対前月での見通しの引き上げ/引き下げ

株式

国債

社債

コモディティ
(商品先物)

足元までのベアマーケット・ラリーは一旦ひと段落したと考えますが、企業業績のさらなる減速が見込まれることから

やや弱気の見通しを維持しています。

米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ抑制に注力する姿勢を強調しており、バリュエーションと市場期待がより現実的な水準に調整したことから、見通しを中立に引き上げました。

株式と比べ社債は景気後退リスクから受ける影響が小さいと判断することから、中立の見通しを維持しています。

エネルギーや農作物の供給がタイトであることから、見通しをやや強気に引き上げました。

株式

資産

分類

見通し

株式

米国

 

ハイクオリティ企業への需要から米国株式の選好は引き続き維持しています。他地域と比べて、米国企業の景気後退に対しての耐性はより高いと考えます。

欧州

 

欧州中央銀行(ECB)は0.75%の利上げを実施しました。金融引き締めにはある程度限度があるとはいえ、天然ガスを巡る問題もあり、当面下押し圧力がかかると考えます。

日本

 

景気後退懸念が強まるなか、日本株式がシクリカルな特性を有することから、日本株式は試される局面となると考えます。

アジア太平洋
(除く日本)

 

中国株式のバリュエーションは僅かに改善も、魅力的な水準ではないことからやや弱気の見通しを維持しています。中国以外の地域についても地政学リスクなどを背景にやや弱気の見通しを維持しています。

新興国

 

景気後退リスクが強い環境下では、新興国は軟調となる傾向があることや米ドル高が重しとなることから、やや弱気の見通しを維持しています。

債券

資産

分類

見通し

国債

米国

FRBの利上げに対する市場期待が我々の見通しと同程度となってきたと判断でき、割高の水準ではなくなったと判断することから、中立の見通しに引き上げました。

欧州
(ドイツ国債)

 

ECBの利上げにに対する姿勢を市場は完全に織り込んでいないと考えることから、やや弱気の見通しを維持しています。

新興国現地通貨建て

ラテンアメリカはインフレのピークアウトの兆候がみられています。また、米国を中心とした先進国対比の実質利回りについて、バリュエーションの魅力度が相対的に高いと判断しています。

インフレ連動債

米国10年国債実質利回りが1%を上回っており、インフレ期待はより現実的な水準となったと判断することから、中立の見通しに引き下げました。

投資適格社債

 

米国

 

スプレッドが魅力的な水準にあることから長期的にはやや強気の見通しを維持しています。ただし、ポートフォリオにおいて組入比率を引き上げるためには、景気後退リスクの見極めが必要と考えます。

欧州

米国と同様に、長期的にはスプレッド水準が魅力的と判断しています。ただし、エネルギー問題を巡る不透明感を考慮し、引き続き注視が必要です。

新興国米ドル建て

 

新興国市場のファンダメンタルズは堅調であり、地政学リスクも織り込み済みであることからやや強気の見通しを維持しています。

ハイイールド社債

米国

 

バリュエーションが大幅に改善したことが、支援材料と考えています。

欧州

バリュエーションの改善や今後見込まれる財政政策を考慮して、中立の見通しに引き上げました。

コモディティ(商品先物)

資産

分類

見通し

コモディティ

エネルギー

需要には減速の兆候がみられますが、市場には過度に悲観的な見通しが織り込まれていると考えることから、やや強気の見通しに引き上げました。

 

通常、景気後退懸念が強くなる環境下では、金は堅調となる傾向がありますが、流動性の引き締めを背景に中立の見通しを維持しています。

産業用金属

 

中国以外の国々による需要を巡る不透明感が残る一方で、供給はタイト、在庫は低位となっています。

 通貨

資産

分類

見通し

通貨

米ドル

FRBの利上げに対する市場期待が我々の見通しと同水準となったことから、見通しを中立に引き下げました。

ユーロ

 

経済減速が見込まれる一方で、足元での同通貨に対する過度に悲観的なセンチメントを背景に、反転の可能性もあると考えます。

日本円

 

日本円は、他の先進国の動向に対する感応度が高く、ECBのタカ派姿勢を踏まえ、さらなる下落の可能性もあると考えます。


出所:シュローダー。社債に関する見通しは信用スプレッド(デュレーション・ヘッジを前提)の動きに基づくものです。ユーロと日本円は対米ドルの見通しとなります。


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