気温上昇予測ダッシュボード 2020年第3四半期


出所:シュローダー

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大がなければ、2020年11月にスコットランドのグラスゴーで第26回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP26)が開かれていたはずであり、世界の首脳陣がパリ協定を下支えするより厳格で具体的な計画を持ち寄ることが期待されていました。
COP26は2021年に延期されましたが、その一方でこの数カ月、世界の温室効果ガスの排出量を削減するための対策の強化と迅速化に向けた予期せぬ動きが見られています。
シュローダーの「気温上昇予測ダッシュボード」の最新予測値によると、産業革命以前と比較した世界の平均気温上昇は3.8°Cと、今年半ばに示された3.9°Cから低下したもののパリ協定で合意された2°C未満という目標にははるかに届きません。しかしながらこのところ、対策の強化を期待できるいくつかの兆しが見られています。
気候変動の脅威に対する特効薬はありません。積極的な政策や速やかな資本配分の見直し、強力な金銭的インセンティブなどの対策が必要です。
一方、急速な変化が間近に迫っている可能性を示す4つの兆候が見受けられています。中でも特筆すべきは米国大統領選挙におけるジョー・バイデン氏の勝利です。

これらの兆候を勘案すると、現状に対する圧力が高まることが想定されます。そして、これら4つの動きが実際にが実行に移された場合、気温上昇予測ダッシュボードが示す長期的な気温上昇の鈍化が見え始めるかもしれません。  

 

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