エマージング株式(コア型運用)の運用状況
パフォーマンスの振り返り
2023年7月は、BMに対しアンダーパフォームしました。なお内訳は、国別配分が+0.1%、銘柄選択が-1.1%となりました(当該分析は、コンポジット内の代表口座を分析した結果である。従って超過収益率と内訳が一致しない場合がある)。
国別配分では、トルコのアンダーウェイトやブラジルのオーバーウェイト等がマイナスに影響した一方、南アフリカのオーバーウェイトやインドのアンダーウェイト等がプラスに寄与しました。
銘柄選択では、中国のホテル運営会社やeコマース会社のオーバーウェイト等がプラスに寄与した一方、台湾の半導体受託生産会社のオーバーウェイトや韓国の鉄鋼メーカーのアンダーウェイト等がマイナスに影響しました。
投資環境
世界の主要な中央銀行の金融政策引き締めが引き続き世界の経済成長見通しの重しとなっています。物価上昇率は多くの先進国で低下傾向にあり、物価上昇ペースの鈍化が続くとみていますが、目標水準まで低下するタイミングは不透明です。
中国経済については、労働市場の低迷等を背景に、回復に遅れが見られています。一部の経済指標も軟調となっており、7月の中央政治局会議において、経済活動の停滞に対する懸念が指摘され、内需拡大と住宅市場への支援に注力する方針が示されました。
新興国経済については、グローバルの経済成長の鈍化が重しとなっています。一方、新興国のインフレ率は低下傾向にあり、政策緩和の余地が生まれつつあります。すでに直近、チリとブラジルにおいて政策金利が引き下げられました。米ドルについては過去の水準から見て実質実効為替レートベースでは依然として割高な水準にあり、今後下落することが想定され、このことは新興国の財政状況にとって支援材料となるとみています。
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