エマージング株式(コア型運用)の運用状況
パフォーマンスの振り返り
2023年8月は、BMに対しアンダーパフォームしました。なお内訳は、国別配分が-0.6%、銘柄選択が+0.1%となりました(当該分析は、コンポジット内の代表口座を分析した結果である。従って超過収益率と内訳が一致しない場合がある)。
国別配分では、ハンガリーやギリシャのオーバーウェイト等がプラスに寄与した一方、南アフリカのオーバーウェイトやインドのアンダーウェイト等がマイナスに影響しました。
銘柄選択では、台湾のネットワーク機器メーカーやアルゼンチンのソフトウエア・ソリューション会社のオーバーウェイト等がプラスに寄与した一方、中国の天然ガス供給会社のオーバーウェイトや商業グループのアンダーウェイト等がマイナスに影響しました。
投資環境
足元では世界の経済成長見通しに改善が見られているものの、地域や国によって成長見通しはまちまちとなる可能性があります。物価上昇については、引き続きペースの鈍化が続くとみていますが、エネルギー価格の上昇やエルニーニョ現象が食品価格に与える影響等の上昇リスクもあります。主要な中央銀行による金融引き締めのサイクルはピークを迎えつつあるようにみえますが、金利が長期にわたって高止まりする可能性はあります。
新興国経済については、世界貿易の鈍化が重しとなっている一方で、物価上昇率の低下が続くと予想され、政策緩和の余地が生まれているとみています。すでにブラジルやチリで金融政策が緩和されており、他の新興国がこれに追随する可能性があることはポジティブな材料であるとみています。また、中国においてさらなる支援策が実施される可能性があることもサポート材料となるとみています。一方、中国の政策の不透明感や米中の地政学的緊張については引き続き注視が必要であるとみています。
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