エマージング株式(コア型運用)の運用状況
パフォーマンスの振り返り
2023年9月は、BMに対しアンダーパフォームしました。なお内訳は、国別配分が-0.3%、銘柄選択が-0.5%となりました(当該分析は、コンポジット内の代表口座を分析した結果である。従って超過収益率と内訳が一致しない場合がある)。
国別配分では、タイのアンダーウェイトやブラジルのオーバーウェイト等がプラスに寄与した一方、インドのアンダーウェイトやギリシャのオーバーウェイト等がマイナスに影響しました。
銘柄選択では、インドの商業銀行やUAEの不動産デベロッパーのオーバーウェイト等がプラスに寄与した一方、韓国のリチウムイオン電池メーカーや中国のバッテリー製品メーカーのオーバーウェイト等がマイナスに影響しました。
投資環境
世界の経済成長見通しは引き続き不透明であり、先進国については、2024年の経済成長は鈍化が予想されています。新興国にとって先進国の経済成長の鈍化は短期的には重しとなる可能性がありますが、米国の経済成長の鈍化は、金利の低下および米ドルの下落や、米連邦準備制度理事会(FRB)による政策緩和の開始につながる可能性があり、このことは新興国経済にとっては支援材料となるとみています。
新興国における物価上昇ペースの鈍化は2024年まで続くと予想され、これを背景に金融緩和の余地が生まれるとみています。
中国では、不動産セクターと幅広い景況感の悪化を背景に、当局が住宅ローン要件を緩和する等の政策実施を加速させています。さらなる支援策の実施に対する期待感が高まっており、中国経済に対する悲観的な見方が強い現状を踏まえると、刺激策を強化するとの見方は支援材料となるとみています。
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