エマージング株式(コア型運用)の運用状況
パフォーマンスの振り返り
2024年5月は、BMに対しアウトパフォームしました。なお内訳は、国別配分が+0.3%、銘柄選択が+0.1%となりました(当該分析は、コンポジット内の代表口座を分析した結果である。従って超過収益率と内訳が一致しない場合がある)。
国別配分では、ブラジルのオーバーウェイトやマレーシアのアンダーウェイト等がマイナスに影響した一方、サウジアラビアのアンダーウェイトや台湾のオーバーウェイト等がプラスに寄与しました。
銘柄選択では、韓国の電子機器・製品メーカーやブラジルの石油・ガス会社のオーバーウェイト等がマイナスに影響した一方、台湾のファブレス半導体メーカーや中国のコンピューターメーカーのオーバーウェイト等がプラスに寄与しました。
投資環境
世界経済の成長見通しは、引き続き米国経済の底堅さに支えられることが想定され、米国における需要の堅調さは世界の他の地域にもプラスに働くとみています。世界的なテクノロジー・サイクルの堅調さも、新興国にとってプラスに働くとみています。
新興国については、引き続き特定の国で金融緩和が継続するとみています。しかし、FRBの緩和期待が低下していることから、米ドルが底堅く推移する可能性があり、新興国の中央銀行による政策緩和の程度が限定的となる可能性があります。
その他にもいくつかのリスク要素が挙げられます。米国の大統領選挙を控えてキャンペーンが勢いを増すなか、政策見通しに絡む不確実性が高まる可能性があります。米国の経済成長率、インフレ率、FRBの利下げ予想時期も引き続き重要な要素です。また、中国の経済及び政策見通しも重要な要素であり、景気刺激策が大幅に強化される可能性は低いとみていますが、もし大幅に強化されれば支援材料となりえます。
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