エマージング株式(コア型運用)の運用状況
パフォーマンスの振り返り
2024年7月は、BMに対しアンダーパフォームしました。なお内訳は、国別配分が-0.3%、銘柄選択が-0.4%となりました(当該分析は、コンポジット内の代表口座を分析した結果である。従って超過収益率と内訳が一致しない場合がある)。
国別配分では、ギリシャやブラジルのオーバーウェイト等がプラスに寄与した一方、インドやサウジアラビアのアンダーウェイト等がマイナスに影響しました。
銘柄選択では、インドのITサービス企業や韓国の金融持株会社のオーバーウェイト等がプラスに寄与した一方、インドのコンピューターサービス会社のアンダーウェイトや台湾のファブレス半導体メーカーのオーバーウェイト等がマイナスに影響しました。
投資環境
米国経済は今年の世界の経済成長を下支えています。今後、経済活動が大幅に悪化しなければ、景気のソフトランディングが想定されます。
市場が織り込む今年の米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ期待が過度である可能性がある一方、9月には金融緩和が始まるとの見方が強まっています。FRBの利下げは長期的には米ドルの下落につながるとみています。新興国の中ではラテンアメリカや欧州を中心に利下げを行ってきましたが、外部環境の不確実性を背景に慎重な姿勢を見せはじめており、ブラジルは利下げサイクルを停止しました。短期的な金融緩和には依然制約がありますが、米国が利下げサイクルに入ると状況は変化するとみています。
11月の米国の大統領選挙については、貿易や対外関係の影響を考慮すると新興国にとって影響が大きいと考えています。また、中国の経済と政策見通しについても引き続き注視しています。
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