投資哲学およびスタイル
シュローダー・グループが運用する株式アクティブ運用戦略を主な投資ユニバースに設定し、その中から特にパフォーマンスの優れた戦略を厳選。市場リスク(ベータリスク)をヘッジしつつ超過収益(アルファ)の源泉を最適化したマーケット・ニュートラル型株式ロング・ショート戦略
戦略概要
ポートフォリオ・レビュー
11月、MSCI AC World(ネット・トータル・リターン)インデックスのリターンは+7.8%、HFRX EH:株式マーケットニュートラル・インデックスのリターンは-0.3%となるなか、GAIA Helixのリターンは+0.3%となりました。
当月、GAIA Helixを構成する19戦略のうち、プラスに寄与した戦略は9戦略(47%)となりました。英国の戦略が堅調となった一方で、グローバルや米国の戦略が主なマイナス要因となりました。グロス・エクスポージャーは、292% (10月末時点)から305% (11月末時点)に上昇しました。ネット・エクスポージャーは 0.5%となりました。
当月ファンドでは、堅調なパフォーマンスをあげてきたアジア(除く日本)戦略の組入比率を引き下げました。
運用実績 (11月末基準、米ドルべース、運用報酬等控除後)
見通し
2022年は、インフレとロシアのウクライナ侵攻を背景に、変動の大きい市場となりました。ロシア・ウクライナ情勢が悪化しないと想定して、2023年の市場の注目はインフレからグロースに変わると考えています。今後見込まれる米国株式のEPS低下の度合いは、2023年の失業率の上昇スピードによると判断しています。
また、インフレ率はピークアウトの兆候がみられているものの、米連邦準備制度理事会(FRB)は、ターミナルレートについて当初の見通しを上回る5%を示唆しているほか、2024年まで利下げに着手しない可能性も高まっています。とはいえ、すでに金融引き締めサイクルの80%程度の地点にあり、インフレ率が予想より早期に低下した場合、2023年後半に利下げが開始され、市場にとってプラス要因となる可能性もあります。
ポートフォリオでは、企業業績見通しの修正をアクティブにモニターしています。引き続き、金融緩和への転換の指標やセンチメントへの注視が必要であると考えており、労働市場やインフレの減速、企業業績の下方修正、住宅市場の減速などに注目しています。金融政策の転換の時点で、2022年に軟調となったクオリティ・グロース戦略が恩恵を受けると考えます。
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