投資哲学およびスタイル
シュローダー・グループが運用する株式アクティブ運用戦略を主な投資ユニバースに設定し、その中から特にパフォーマンスの優れた戦略を厳選。市場リスク(ベータリスク)をヘッジしつつ超過収益(アルファ)の源泉を最適化したマーケット・ニュートラル型株式ロング・ショート戦略
戦略概要
ポートフォリオ・レビュー
12月、MSCI AC World(ネット・トータル・リターン)インデックスのリターンは-3.9%、HFRX EH:株式マーケットニュートラル・インデックスのリターンは+1.2%となるなか、GAIA Helixのリターンは+1.1%となりました。
当月、GAIA Helixを構成する21戦略のうち、プラスに寄与した戦略は12戦略(57%)となりました。英国やエマージングの戦略が堅調となった一方で、グローバルや日本の戦略が主なマイナス要因となりました。グロス・エクスポージャーは、305% (11月末時点)から359% (12月末時点)に上昇しました。ネット・エクスポージャーは 2.0%となりました。
当月、ファンドでは、グローバル・バリュー戦略と欧州グロース戦略を再導入しました。また、中国戦略と欧州ブレンド戦略の組入比率を引き下げました。
運用実績 (12月末基準、米ドルべース、運用報酬等控除後)
見通し
2022年は、インフレとロシアのウクライナ侵攻を背景に、市場の変動幅は大きい1年となりました。ロシア・ウクライナ情勢が悪化しないと想定して、2023年の市場の注目はインフレからグロースに変わると考えています。今後見込まれる米国株式のEPS低下の度合いは、2023年の失業率の上昇スピードによると判断しています。また、2023年のインフレ率の減速は、企業の価格決定力に影響を与え、さらなるEPS低下につながる可能性もあります。
ポートフォリオでは、インフレに対するプロテクションのオーバーレイ戦略を景気後退リスクに対するプロテクションにシフトしています。また、モメンタムのバスケットを取り除き、ディフェンシブ・セクターのバスケットを組み入れています。中国経済の再開を背景に、中国のエクスポージャーは、中立から僅かにオーバーウェイトを維持しています。引き続き、金融緩和への転換の指標やセンチメントへの注視が必要であると考えており、労働市場やインフレの減速、企業業績の下方修正、住宅市場の減速などに注目しています。金融政策の転換の時点で、2022年に軟調となったクオリティ・グロース戦略が恩恵を受けると考えます。これらを背景に、2023年に向けて、これらの戦略を徐々に増やす方向に動いています。
本資料は、情報提供を目的としてシュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社(以下「弊社」といいます。)が作成した資料であり、いかなる有価証券の売買の申込み、その他勧誘を意図するものではありません。弊社はお客様との投資一任契約の締結という形態にて機関投資家のお客様に運用戦略をご提供させて頂きます。本資料に示されている運用実績、データ等は過去のものであり、将来の投資成果等を示唆あるいは保証するものではありません。投資資産および投資によりもたらされる収益の価値は上方にも下方にも変動し、投資元本を毀損する場合があります。また外貨建て資産の場合は、為替レートの変動により投資価値が変動します。本資料は、作成時点において弊社が信頼できると判断した情報に基づいて作成されておりますが、弊社はその内容の正確性あるいは完全性について、これを保証するものではありません。本資料に記載された特定のファンドに関する情報は、本資料でご紹介する運用戦略等を説明するための参考情報として記載したものであり、当該ファンドの募集その他勧誘を目的としたものではありません。本資料中に記載されたシュローダーの見解は、策定時点で知りうる範囲内の妥当な前提に基づく所見や展望を示すものであり、将来の動向や予測の実現を保証するものではありません。市場環境やその他の状況等によって将来予告なく変更する場合があります。シュローダー/Schroders とは、シュローダー plcおよびシュローダー・グループに属する同社の子会社および関連会社等を意味します。本資料を弊社の許諾なく複製、転用、配布することを禁じます。
投資一任契約に基づいた運用を前提とするお客様へ 本資料に記載されている特定のファンドに関する情報は、本資料でご紹介する運用戦略等を実現する際に投資一任契約口座にて投資対象となりうる有価証券を例示することを目的としたものであって、弊社が当該ファンドの募集その他勧誘を目的としたものではありません。ご契約に際しては、必ず契約締結前書面をご熟読ください。
【費用等について】弊社が投資運用業としてお客様に資産運用サービスをご提供する際には、運用報酬の他、組み入れ資産の売買手数料、保管費用等をお客様にご負担いただきます。運用報酬及びその他の手数料、費用等は、契約の種類、契約資産残高、運用手法、及び運用状況等により異なるため、あらかじめその料率やその上限額等を表示することはできません。
【リスクについて】 受託資産の運用には、組み入れ有価証券等の価格変動リスク(ファンド等かかる有価証券等がさらに組み入れている対象物の価格変動リスクも含みます)、金利や金融市場の相場の変動リスク、十分な流動性の下で取引が行えない市場流動性リスク、及び株式やその他の有価証券の発行体の信用リスク等の影響を受けます。また、外貨建ての資産は、為替変動リスクの影響も受けます。また、デリバティブ取引を利用する場合、取引開始時に差し入れた証拠金の額を上回る損失が生じるおそれがあります。また証拠金の額や算出方法は取引の内容等により異なるため、取引の額の当該証拠金の額に対する比率は表示することができません。従って、これらの影響により組入れ資産の価格が変動して損失を生じ、投資元本を毀損する可能性があります。受託資産の運用によって生じた損益はすべてお客様に帰属します。
Topics