シュローダー・マルチアセット・ストラテジー・ファンド(適格機関投資家専用)2023年2月

機関投資家のお客様専用のレポートです。個人投資家のお客様向けではありません。

2023年2月27日
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マンスリーレター

市場概況

1月、世界株式は総じて上昇しました。米国ではインフレピークアウトの見方や、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げのペースが鈍化するとの見方を背景に、米国株式は上昇しました。欧州では経済指標が予想を上回ったことや、中国がゼロコロナ政策を終了したことが好感され、欧州株式は大きく上昇しました。センチメントの改善を受け、日本株式についても上昇しました。エマージング市場については、中国でゼロコロナ政策が終了し、経済活動の正常化への期待などから、中国株式を中心にエマージング株式は上昇しました。債券については、米国消費者物価指数の上昇率が6ヵ月連続で鈍化したことや、利上げペース鈍化の観測が強まったことから、米国債利回りや欧州国債利回りは低下しました。クレジット資産も堅調に推移し、投資適格債券、ハイイールド債券は共に国債をアウトパフォームしました。

主な投資行動

株式組入比率を引き上げ

  • 中国の経済再開や、欧州のエネルギーを巡るリスクが後退していることを背景に、これまで過度に悲観的な見方が織り込まれてきた欧州株式の組入比率を引き上げ

米国株式プットオプションを全売却

  • 中央銀行のタカ派姿勢のピークは過ぎたと判断できることから、米国株式プットオプションを全売却

キャッシュマネジメント

  • キャッシュマネジメントで、日本10年国債を全売却し、フランス2年国債を組み入れ

レラティブトレードの構築/解消

  • 欧州株式ロング/米国株式ショートの組入比率を引き上げ
  • 米国不動産セクターロング/米国生活必需品セクターショート、豪州10年国債ロングのポジションを組み入れ
  • 英国株式ロング/米国株式ショート、米国債スティープナーのポジションを解消(米国2年、5年国債を売却し、米国10年国債を引き上げ)
  • インフレ連動債ロング(米国債に分類)のポジションを解消し、米国10年国債に入れ替え

今後の資産配分と運用戦略

金利はより現実的な水準で推移しており、インフレ率が低下する中、市場の注目は、より高い水準の金利がグロースへもたらす影響へとシフトしています。今後世界経済は景気減速局面に入ることが見込まれますが、景気減速局面は通常、債券にとって支援材料といえます。ポートフォリオでは、景気後退リスクのヘッジとして、前月末よりデュレーションを引き上げています。

金利のピークアウトは株式バリュエーションへの圧力の緩和につながるため、株式の支援材料となります。ただし、米国の企業業績期待は、いまだ、やや楽観的であると判断するため、米国株式については慎重な見通しを維持しています。

全般的には、金利がより安定化する環境下、引き続き債券市場の投資機会に注力し、対米国株式で欧州株式を選好しています。2023年後半に見込まれているFRBによる利下げの見通しが楽観的過ぎる可能性やハードランディングの可能性など、リスクは残ります。当面は、インフレ、労働市場の動向、経済成長などに注視しつつ、機動的な資産配分を行う方針です。

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