シュローダー・マルチアセット・ストラテジー・ファンド(適格機関投資家専用)2024年1月

機関投資家のお客様専用のレポートです。個人投資家のお客様向けではありません。

2024年1月25日
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マンスリーレポート

市場概況

12月、2024年のより早期における利下げ期待が強まったことから長期金利が低下し、金利はピークを過ぎたとの楽観的な見方が拡がったことから、世界株式は上昇しました。米国では利下げ期待が支援材料となり米国株式は上昇し、株式市場をけん引しました。ユーロ圏では、欧州中央銀行(ECB)が2024年に利下げに転じるとの見方が強まり、欧州株式は上昇しました。一方、日本株式については、円高が重しとなり、小幅に下落しました。債券については、欧米での利下げ観測の強まりを背景に、主要国の国債利回りは低下しました。米連邦準備制度理事会(FRB)は、3会合連続で政策金利を据え置き、2024年の利下げ開始を示唆したことから、米国10年国債利回りは大きく低下しました。欧州では、ECBが2会合連続で政策金利を据え置き、利下げ観測をけん制する姿勢も見られましたが、市場の利下げ期待は根強く、ドイツ10年国債利回りは低下しました。

主な投資行動

欧州デュレーションヘッジ(ドイツ国債ショート)のポジションを組み入れ

  • 欧州金利の低下を受け、リスク管理を企図してドイツ10年国債ショートのポジションを組み入れ

レラティブトレードの解消/構築

  • NYダウ・米国REITロング/S&P500ショートのポジションを構築:これまで一部の大型テック株が上昇をけん引してきたが、上昇が広範囲に拡大すると考えることからS&P500NYダウに入れ替えたほか、2024年の利下げが見込まれることから米国REITに入れ替え
  • 日本株式ロングのポジションを解消:日本株式について、長期的には魅力的と考えるが、年初来の堅調なリターンや、今後数ヵ月間で日本銀行が金融政策を調整する可能性を考慮し、日本株式ロングのポジションを解消
  • エネルギーセクター株式ロングのポジションを解消:エネルギーセクター株式ロングのポジション解消と同時に、株式組入比率を同水準で維持するため、米国株式と欧州株式の組入比率を引き上げ

今後の資産配分と運用戦略

米金利のピークやソフトランディングの見方は、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の発言の中でも示唆されています。足元における株式と債券の上昇は、ソフトランディングの見方が市場に織り込まれたことを意味し、各資産のバリュエーションの魅力度は低下しています。ただし、米国の景気後退を示す兆候は多くないことから、リスク資産に対してネガティブな見方をするには時期尚早と考えており、特に雇用の水準は引き続き、消費者の需要の支援材料となることが見込まれます。このような環境下、株式と債券の見通しを中立としています。その中で、ポートフォリオでは、レラティブ・バリューのポジションを維持しています。株式については、金利に対する感応度がより高いセクターが、出遅れを取り戻す動きとなることが期待されることから、より広範な株式の上昇を捉えるポジションを取っています。債券については、カナダ国債に対して米国債を選好するポジションを取っています。

全般的には、今後数ヵ月間において、金利は安定化が見込まれ、経済成長は減速へ向かうと考えていますが、足元での市場の上昇を受け、短期的には中立の見方をしています。これらを背景に、ポートフォリオでは、各経済間の相違から生じる投資機会を捉えるため、レラティブ・バリューのポジションを活用しています。

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