アメリカ出張を振り返って

2023年10月19日
congress

著者

高田 亮太
日本株式 アソシエイト・インベストメント・ディレクター

シュローダー日本株チームでは、世界中の投資家からの運用委託を受けており、その中にはアメリカの投資家も含まれています。このため、既存の投資家のお客様や新規に投資を検討されているお客様にお会いしに行くことがあります。

9月末にアメリカに出張し、アメリカのお客様と日本株市場について議論する機会を得ました。昨年訪問時には、「興味はあるけど、最後の一歩が踏み出せない」といったフィードバックが多くございましたが、今年に入ってからはその傾向が変わり、問い合わせが増加するなか、より具体的な議論が行われるようになりました。

投資家の注目は特に年初来で出遅れている小型株に対する注目度が強く見られたほか、東京証券取引所による要請なども注目される中、日本企業の更なる変化に期待が集まっているように感じられました。

「どのようにエンゲージメントを進めているのか」「投資先の取締役になることもあるのか」などのように企業とのエンゲージメントに関する質問を多くいただく中で、シュローダーとしてエンゲージメントに力を入れている点をしっかり説明してまいりました。

シュローダー日本株チームではファンドマネジャーとアナリストで構成されるスチュワードシップ委員会が「コントロールタワー」となり、投資先企業とのエンゲージメント活動を組織的に実施する体制をとっています。そしてアナリスト、ファンドマネジャーから提案のあった企業の中から、弊社での保有状況、エンゲージメントの有効性などを総合的に考慮の上、対象企業をスチュワードシップ委員会にて決定しています。これに加えシュローダーグループとしての気候変動エンゲージメントも行っております。シュローダーはアクティブ・オーナーシップの実践に向けて「エンゲージメント・ブループリント」を公表しました。ネットゼロに向けた全社的な取り組みとして、投資先企業の気候変動リスクに関する開示やCO2削減の取組を推進するエンゲージメントを行っております。このように、シュローダーではエンゲージメントは運用プロセスの一環であり、エンゲージメントによる課題解決によって中長期に企業価値が高まると考え、総力戦で取り組んでおります。

話をアメリカに戻しますと、ニューヨークオフィスの同僚の中でも、日本株に対する関心が高まっており、顧客ミーティングの合間を縫って行った社内勉強会においては大勢の参加者が殺到し、熱心に質問をしてくれました。また、隙間時間でミーティングをした同僚との会話からは日本食をはじめとした日本文化にも再び注目が集まっている点も喜ばしい点でした。

アメリカの投資家は、会社の変化などに注目しながら、日本株市場のポテンシャルを最大限に活かすことを目指しています。今後も市場の動向を注視しつつ、投資家との対話を通じて日本株の魅力を伝えていきたいと思います。

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高田 亮太
日本株式 アソシエイト・インベストメント・ディレクター

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