シュローダーは、10年にわたり取締役会の一員として務めてきたピーター・ハリソンが、来年、グループ・チーフ・エグゼクティブ(CEO)を退任する意向を示したことを発表しました。今後、幅広く綿密に後任の選定を行います。取締役会は2025年中の移行を予定しており、ピーターはこの間、取締役会に留まる予定です。
シュローダーplc会長 エリザベス・コーリーのコメント:
「取締役会は、過去8年間、ピーターはシュローダーのCEOとして傑出した手腕を発揮してきたと考えています。彼の在任期間中、シュローダーは目覚ましい変革を遂げ、パブリック市場からプライベート市場まで網羅するグローバルで幅広い運用力を持つアクティブ運用会社として、また英国のウェルスマネジメントのけん引者として、運用資産を2倍以上の7,500億ポンド超に拡大しました。」
「ピーターは資産運用業界において先進的な考えを持っており、模範的なリーダーシップ・チームとともに、シュローダーの成長戦略を成功に導いてきました。」
「こうした透明で協力的な方法で引退を表明したことは、事業とお客様に対する彼の忠誠心の証であり、これにより、取締役会は新たなCEOを任命するためのプロセスを秩序をもって進めることができます。ピーターと共に仕事をするのはとても楽しいことです。彼は10年間、シュローダーに非常によく尽くしてくれました。」
グループCEO ピーター・ハリソンのコメント:
「シュローダーで社会人としてのキャリアをスタートさせた私にとって、CEOに就任できたことは大変光栄でした。私は会社と従業員のことをとても大切に思っています。今こそ取締役会が私の後任選定を開始する適切な時期だと考えており、そのプロセスは関係者に対して透明性をもって進められていくと認識しています。私は後任が決定するまで事業に全力で取り組み、優秀な経営陣と協力して戦略的成長アジェンダを推進するために、たゆまぬ努力を続けていきます。成長を続けること、そして優れたパフォーマンス提供に注力することは、今後も私たちの最優先事項です。」
ピーター・ハリソンについて
2013年3月シュローダー入社。2016年4月グループCEO就任。現職以前は、運用部門グローバル責任者。
シュローダー入社以前は、ブティック運用会社RWCパートナーズ会長兼CEOを務める。1988年にシュローダーでキャリアを開始し、JPモルガンに勤務した後、ドイチェ・アセット・マネジメント(現DWS)ではグループ・チーフ・インベストメント・オフィサーを務めた。
英国財務省の資産運用タスクフォース、資本市場産業タスクフォースのメンバー。英国投資協会の前会長で、現在は理事。ベンチャーキャピタルAntlerの諮問委員、FCLT Globalの取締役。また、英国王陛下が支援する慈善団体ビジネス・イン・ザ・コミュニティの会長も務める。