シュローダー(本社:英国 ロンドン)のグループ企業でエマージング市場インパクト投資のスペシャリストであるブルーオーチャードは、20周年を迎えた2021年、革新的な取り組みによってインパクト投資のリーダーとしての地位をさらに高め、投資家層を拡大しました。また、Institutional Asset Manager Awards 2021における「Best Impact Investing Asset Management Firm」をはじめ、いくつかの賞を受賞しています。今年は、気候変動対策やファイナンシャルインクルージョンを促進する投資プラットフォームをさらに強化していきます。
2021年のハイライト
成長市場における気候変動対策の推進
気候インパクト戦略の拡大は、ブルーオーチャードの重要な課題の1つです。シュローダーと協働し主にエマージング市場を投資対象とする気候変動債券戦略を立ち上げ、サステナブル・インフラ戦略のファースト・クローズを成功裏に完了させるなど、ブルーオーチャードは気候変動危機と、環境の前向きな変化に焦点を当てた気候インパクト戦略に対する投資家の強い需要に応えました。
新型コロナ禍でファイナンシャルインクルージョンを促進
2021年12月現在、ブルーオーチャードは成長市場の約2億3,000万人に金融サービスへのアクセスを提供しています。260件を超えるプライベート・デット取引において14億米ドル以上の投資を行い、新型コロナウイルスが流行する中、地域横断的に投資プラットフォームを拡大し続けました。さらに、ブルーオーチャードのCovid19支援戦略は2億米ドルを超え、被害の大きな市場において雇用を守り中小企業を支援する主要なブレンデッド・ファイナンス・ソリューションに発展しました。
インパクト測定・管理におけるリーダー
ブルーオーチャードは、現在・将来の投資先ごとのインパクトを体系的に評価し改善余地を特定するため、業界標準のインパクト測定フレームワークの最新世代、B.Impactを独自に開発しました。2021年には、B.Impactは、上場債券やサステナブル・インフラストラクチャといった新しい資産クラスに拡大されました。
20年にわたるインパクト投資
2021年、ブルーオーチャードは、ダブル/トリプルボトムラインの概念に沿った投資を行い、地域社会や環境に対しプラスのインパクトもたらし続けて20年を迎えました。ブルーオーチャードの投資を通じて、新興国やフロンティア市場で何百万人もの低所得層が金融サービスへアクセスできるようになりました。その一部は、ブルーオーチャードの記念書籍「This Is My Story」に描かれています。
今後の展望:ファイナンシャルインクルージョンと気候変動対策に注力
2022年、ブルーオーチャードは、上場およびプライベート市場において、インパクト投資ソリューションを引き続き拡大していく予定です。さらに、債券やプライベート・インフラ戦略、ファイナンシャルインクルージョンの提供を通じて、気候変動危機と新型コロナ禍への対応に注力します。
ルーオーチャード CEOフィリップ・ミューラーのコメント:
「20周年の記念すべき年に、投資プラットフォームを大幅に拡大し、地域の専門知識を有効に活用することなどにより、私たちはインパクト投資のリーディングカンパニーとしての地位をさらに強化できたと考えています。新しい気候変動戦略を立ち上げ、インパクト投資の対象を拡大し、厳しい環境にあっても全般に力強いパフォーマンスを実現しました。私たちは、地域社会や環境、特に最も必要とされる地域において持続的にプラスのインパクトを及ぼすという使命を引き続き推進していきます。」
ブルーオーチャード 取締役会長 ピーター・ファンコーニのコメント:
「この20年間、ブルーオーチャードが成功裏に発展してきたことを喜ばしく思っています。ブルーオーチャードの世界中の専任チームは、責任あるポジティブで持続的なインパクトと魅力的なリターンは両立されるものであることを、繰り返し示してきました。新年度も意欲的な活動が行われていくことを楽しみにするとともに、従業員、投資家やパートナーのみなさま、シュローダーの信頼に感謝します。」