シュローダーは、アクティブ・オーナーシップに関する新しい基準と、株式・債券ファンドマネジャーおよびアナリストのエンゲージメント(企業と対話し企業価値向上に資する行動を促す取り組み)における目標を示す、エンゲージメント・ブループリントを発表しました。アクティブ・オーナーシップとは、投資資産の価値を守り更に高めるため、株主として投資先企業の行動に積極的に影響を与えることです。
シュローダーは、英国で投資先企業に対し、エンゲージメント・ブループリントに関する書面を送付しました。今後はグローバルに展開をする計画であり、これにより、お客様のポートフォリオにサステナビリティを統合し、アクティブ・オーナーシップを重視する姿勢をさらに強化していきます。
エンゲージメント・ブループリントでは、エンゲージメントの中核テーマとして、気候変動、コーポレートガバナンス、ダイバーシティ&インクルージョン、人的資本管理、人権、自然資本と生物多様性の6つを設定しています。
シュローダー サステナブル投資グローバル・ヘッド アンディ・ハワードのコメント:
「私たちは今、気候変動、平等、多様性など、多くの重要な分野において転換期を迎えています。これまでの働き方は大きく変化し、企業が成功するには、これまで以上に変化に対応していく必要があります。アクティブ・マネジャーとして、私たちはその移行を支援する重要な役割を担っています。エンゲージメントは、投資先企業に影響を与えるための重要なツールの一つです」。
シュローダーは、ファンドマネジャーとアナリストにエンゲージメントの目標を導入することで、サステナビリティの先駆者としてさらに前進しています。これは、株式・債券部門全体に適用され、ファンドマネジャーやアナリスト個人の業務上の目標の一部となります。
ファンドマネジャーとアナリストは、企業とエンゲージメントを行う際、エンゲージメント・ブループリントに記された6つの中核テーマから選択することができます。このようなエンゲージメント重視の姿勢は、アクティブ・オーナーシップが顧客のための超過収益獲得に役立つというシュローダーの信念を反映しています。
なお、エンゲージメントについては、アクティブ・オーナーシップ・チームとともに投資部門共同責任者兼株式部門責任者であるローリー・ベイトマンが主導的な役割を果たしていきます。
シュローダー アクティブ・オーナーシップ ヘッド キンバリー・ルイスのコメント:
「アクティブ運用を行うグローバルな資産運用会社として、私たちは、投資先企業や投資資産に対して建設的かつ献身的に関わることで、企業の行動に影響を与えることができます。アクティブ・オーナーシップは、私たちがお客様にもたらす価値の重要な要素となっています。」
「社会や環境に対する影響力が、社会、経済、産業、金融市場を大きく変えています。こうした変化に対応するよう経営陣を後押しすることで、投資資産の長期的価値を高め、顧客の投資成果を向上させ、より公正かつよりサステナブルな世界経済へ向かう前向きな変化を加速させることができると考えています。」
「エンゲージメント・ブループリントは、シュローダーにおけるアクティブ・オーナーシップの意味、投資先企業との関わり方、そしてお客様にご提供できる価値を示すものです。」
エンゲージメント・ブループリントの全文はこちらをご覧ください。