シュローダーのグループ企業でインパクト投資のスペシャリストであるブルーオーチャード(BlueOrchard Finance Ltd)は、本邦投資家向けに「BlueOrchard Impact Bond Fund - Blue I」(以下当ファンド)を設定しました。設定にあたり、T&D保険グループの大同生命保険株式会社が当ファンドへの投資を行いました。
当ファンドは、主に世界の投資適格級のグリーン・ボンド、ソーシャル・ボンド、サステナビリティ・リンク債等への投資を通じて、経済的リターンを獲得するとともに、国連が提唱した持続可能な開発目標である「SDGs」に貢献する環境・社会的インパクトの創出を目指す、ルクセンブルク籍投資信託です。欧州SFDR(サステナブルファイナンス開示規則)における第9条(サステナブル投資を目的とする金融商品)に該当しています。
ブルーオーチャードは、2001年、新興国の金融サービスへのニーズから、世界初のマイクロファイナンス投資の民間運用会社として国連主導で設立されました。以来、プライベート・デット、債券、プライベート・エクイティなどにおける運用力拡充を実施し、20年以上にわたり、幅広い資産クラスにおけるインパクト投資戦略で実績を積み重ねてきたインパクト投資の第一人者です。インパクト投資に特化した高い専門性を持つ運用会社として、機関投資家から公的機関まで幅広い顧客を持つとともに、世界の主要な開発金融機関から信頼されるパートナーでもあります。
大同生命保険株式会社は、「T&D保険グループESG投資方針」に基づき、「責任投資原則(PRI)」の考え方や、「SDGs」などを踏まえ、環境・社会・企業統治の課題を考慮する「ESG投資」に積極的に取り組んでいます。環境・社会的課題の解決に資する当ファンドへの投資は、同社のこうした取組みの一つです。
インパクト投資においては、投資対象の選定から投資開始後の評価まで、環境・社会的インパクトの評価が不可欠ですが、定量化の難しいインパクトを適切に計測するには高い専門性が求められます。当ファンドでは、20年以上にわたりインパクト分析および計測の実績を積み重ねてきたブルーオーチャードが、確立した運用プロセスに基づきポートフォリオを構築し、投資する債券の環境・社会的インパクトの評価および開示を行うことで、投資を通じたお客様のSDGsへの貢献をサポートします。