シュローダー・グループのプライベート・アセット部門、シュローダー・キャピタルのアジア・インフラストラクチャー・チームは、アンカー投資家のアップル社から1億米ドルのコミットメントを受け、中国再生可能エネルギー戦略のファースト・クローズを発表しました。
この運用戦略は、中国における開発・建設後期の風力・太陽光発電など再生可能インフラを投資対象とし、お客様に魅力的なリスク調整後リターンとグリーンエネルギー証書(GEC)を提供することに注力します。
アップル社からのアンカー投資をもって、当戦略は風力・太陽光発電により中国の電力網に年間約55万MWhを追加することを目指します。当戦略への投資が増えるにつれて、発電量の増加を見込んでいます。
当戦略は、中国電力網のクリーン化に貢献するだけでなく、サプライチェーンや製品ライフサイクルを含め、2030年までにカーボン・フットプリント全体でカーボンニュートラルを達成するというアップル社の目標を前進させるものです。
当戦略は、2018年にアップル社とそのサプライヤーとのパートナーシップで立ち上げられ成功を収めた1号戦略をモデルとしています。
シュローダー・グリーンコートは、当戦略のアドバイザーであり、風力、太陽光、バイオエネルギー、エネルギー転換への投資など、クリーンエネルギーと資産ライフサイクル全般にわたる運用戦略を持つ、世界最大級の再生可能エネルギーおよびエネルギー転換インフラに特化した運用会社です。さらに、アジアのインフラ・チームは、中国の再生可能エネルギー政策を深く理解し、中国における再生可能エネルギー投資の豊富な経験とネットワークを持っており、これまでに47の風力・太陽光プロジェクトを含む、1.2GWの再生可能エネルギー資産への投資を成功に導いております。
シュローダー・キャピタル 中国再生可能インフラストラクチャー・ヘッド ユーユー・ペンのコメント:
「当戦略は、エネルギー転換を支援する上で私たちのお客様が果たす重要な役割と、この分野における運用ソリューションの重要性が高まっていることを引き続き示しています。」
「シュローダー・キャピタルの再生可能エネルギー・チームは、世界最大級のエネルギー転換インフラマネジャーであり、中国チームは市場や政策に関して豊富な経験を持っています。当戦略は、アジア太平洋地域に対する私たちのコミットメントと、お客様のために信頼されるパートナーとして活動することを引き続き強調するものです。」
「中国は、現在、再生可能エネルギーの発電設備容量で世界最大です。着実なキャッシュフローをうみつつ、お客様の脱炭素化目標を加速させる投資機会が今後も創出されることでしょう。」
シュローダー グループ・チーフ・エグゼクティブ リチャード・オールドフィールドのコメント:
「中国はシュローダーにとって重要な戦略的市場です。私たちはグローバルな資産運用会社として最も初期に中国本土に進出した運用会社のひとつであり、30年以上にわたり中国国内市場に積極的に取り組んできました。」
「数十年にわたるグローバルな投資の経験と、世界と現地における再生可能エネルギーに関する知識を併せ持っていることは、私たちの強みの一つです。この強みが、革新的な運用ソリューションの構築と、お客様に対する安定したリターンの提供につながるものと考えます。」
「この新戦略は、グレーターチャイナに対する私たちのコミットメントを強化し、信頼できる運用パートナーとしての私たちの役割を強調するものです。」