シュローダー(本社:英国 ロンドン)のグループ企業で、マイクロファイナンスとインパクト投資のスペシャリストであるブルーオーチャード社が、創業から20周年を迎えました。ブルーオーチャードは、2001年の創業以来、投資家に魅力的なリターンを提供すると同時に、世界中で地域社会や環境に対して持続的にプラスのインパクトをもたらしてきました。
ブルーオーチャードの投資を通じて、エマージング及びフロンティア市場の何百万人もの低所得者が金融関連サービスを受けられるようになりました。その概要は、ブルーオーチャードの記念書籍「This Is My Story」に記されています。
ブルーオーチャードは、マイクロファイナンス・債券投資における初の民間運用会社として20年前に創業しました。その後、90カ国以上で80億ドル以上の投資実績を積み、世界でも有数の運用会社に成長しました。投資を通じた貢献により、エマージング及びフロンティア市場において、2億1,500万人以上の貧困層、社会的弱者層の人々が、金融関連サービスを利用できるようになりました。
ブルーオーチャード・マイクロファイナンス・ファンドは、世界初で最大の民間マイクロファイナンス・ファンドで、運用資産総額は25億ドルに上ります。なお、2019年、シュローダーはブルーオーチャードの株式の過半数を取得しました。
シュローダー グループCEO、ピーター・ハリソンは次のように述べています。
「ブルーオーチャードは、明確な存在意義(パーパス)に基づき運営されている組織で、マイクロファイナンス分野で国際機関とも協働し、投資家に着実な投資リターンをご提供してきました。しかし、最も重要なのは、過去20年にわたり、ブルーオーチャードがエマージング市場において何百万人もの人々に恩恵をもたらしてきたことです。」
「インパクト投資は今や時代の大きな流れとなっていますが、ブルーオーチャードは20年前からこの分野に関わってきた先駆者です。シュローダーは、同様の存在意義(パーパス)に基づき運営されるグループ内の組織で、ブルーオーチャードと密接に協働できることを誇らしく思っています。インパクトに特化した専門性を持つ資産運用会社として、次の20年そしてその先にわたっても、協力していきたいと考えています。」
「ブルーオーチャードは、プライベート・エクイティやサステナブル・インフラストラクチャも含む、幅広い資産クラスにおけるインパクト投資ソリューションを提供しています。インパクト投資ソリューションをすべての人々にお届けし、社会や環境に利益をもたらすような資本の活用を推進することを目指し、エマージング及びフロンティア市場の何百万人もの起業家と投資家をつないでいます。」
ブルーオーチャード 会長のピーター・ファンコーニは次のように述べています。
「ブルーオーチャードは、創業以来、社会に対して持続的にインパクトを及ぼすことと魅力的なリターンの提供を両立させることに成功し、これらが両立できることを実証してきました。これまでも素晴らしい道のりを歩んできましたが、次の20年の活動も楽しみにしています。弊社を信頼して協働してくださる世界中のパートナーの皆様に感謝申し上げます。」
ブルーオーチャード CEOのフィリップ・ミューラーは次のように述べています。
「この20年間、インパクト投資ソリューションをすべての人々にお届けし、社会や環境に利益をもたらすような資本の活用を推進することが、私たちの使命であり、ビジョンでした。私たちはこの道を歩み続け、今後も、革新的で真にインパクトのある戦略を求める投資家のご要望にお応えしていきます。」
ブルーオーチャードは創立20周年を記念して、ナショナルジオグラフィックと共同で、「This Is My Story - Giving a Face to 20 Years of Impact Investing」という書籍を出版しました。この中では、日々逆境に立ち向かう世界中の起業家の奮闘や夢、家族の物語をご紹介しています。