シュローダーは、温室効果ガス排出削減目標がSBTi(Science Based Targets イニシアチブ)により正式に認定されたことを発表しました。
SBTiは、シュローダーの自社事業活動における温室効果ガス排出であるスコープ1、2の目標が、世界の気温上昇を1.5度に抑えるというパリ協定に沿ったものであることを確認しました。また、関連する運用資産*も、2040年までに1.5度目標に完全に一致させることを目指しています。このイニシアチブは、産業革命以前と比較して地球温暖化を1.5度に抑えるというパリ協定で定められた目標に、企業のビジネスモデルを合わせていくことを奨励しています。 *上場株式、社債、REIT、ETFを含む
現時点で、SBTiによって目標が正式に認定された金融関連企業は世界で20社ありますが、シュローダーはその中で運用資産最大の資産運用会社です。目標には、シュローダー自身の事業活動からの排出と、投資先企業からの排出など「金融にかかる排出量」が含まれています。
この取り組みの一環として、シュローダーは、気候変動リスクを測定・管理し、企業の移行を促すため、グループでの人材やシステムへの投資を加速しています。
シュローダー サステナブル投資グローバル・ヘッド アンディ・ハワードのコメント:
「シュローダーは、企業が生き残り成功し続けるためには、長期的に持続可能なビジネスモデルを採用する必要があると考えています。今、野心的な目標を設定することで、長期的に企業価値を向上させる変化を促すことができます。」
「削減目標の達成に全力を尽くすことは、当社の事業戦略にとって最も重要です。私たちは、投資において、利益と地球環境改善は連動するものになると信じています。」
シュローダー ヘッド・オブ・コーポレート・サステナビリティ マデリン・コッブのコメント:
「私たちは、自らの事業活動から生じる気候変動への影響を管理し、削減するという点で、率先して模範を示すべきだと考えています。私たち自身がおよぼす環境への影響を向上させる過程で社員やサプライヤーを巻き込み、目標を達成したいと考えています。」
SBTiの声明:
「SBTiの目標認定チームは、シュローダーのスコープ1、2の目標を1.5度目標に沿ったものであると判断しています。シュローダーの目標は、現在のSBTiプロセスにおいて最も野心的で称賛に値します。」