シュローダー(Schroders plc)は、2024年11月8日付で、リチャード・オールドフィールドがピーター・ハリソンの後任として、グループ・チーフ・エグゼクティブに就任することを発表しました。
リチャードは、世界最大級のプロフェッショナル・サービス・ネットワークのひとつ、PwCに30年間勤務し、ネットワーク・バイス・チェアマンやグローバル・マーケット・リーダーなどの要職を歴任しました。PwCでは、グローバル・チェアの直属として、収益性を高めるチーム作りを担当する一方、複雑で困難な問題について世界のクライアントにアドバイスを行ってきました。
チーフ・ファイナンシャル・オフィサーとしてシュローダーに入社して以降は、資本管理に新たな視点を導入、今年初めの債券発行など新たな取り組みを推進、グループ全体に商業的規律を根付かせるなど、入社当初から多大な貢献をしてきました。
シュローダー 会長 エリザベス・コーリーのコメント:
「リチャードは、顧客重視、人材中心のビジネスを行う天性のリーダーであることを証明しました。グローバルな視点と戦略的な成長志向、リーダーシップの実績も備えています。」
「リチャードが優れた候補者であることは、取締役会の一致した意見でした。彼の優れたビジネス感覚により目標に向けた変革が迅速に進むことは明らかであり、新たなリーダーシップの下、戦略的に優先度の高いビジネスを発展させていくことで、顧客に貢献し、成長を続けることを確信しています。」
「彼は誠実かつ真摯で、顧客を重視し、人材育成に情熱を注いでいます。こうした価値観は、シュローダーの企業文化と密接に一致するものです。」
「ピーター・ハリソンは、過去8年間、強力なリーダーシップと揺るぎないコミットメントにより、傑出した手腕を発揮してきました。彼のCEO在任期間中、シュローダーは目覚ましい変革を遂げ、パブリック市場からプライベート市場にわたる幅広い運用力を持つグローバルなアクティブ運用会社として、またウェルスビジネスのけん引者として、運用資産を2倍以上の7,737億ポンドに拡大しました。」
「ピーターと共に働けたことは本当に喜ばしいことで、彼の卓越した貢献に対して、個人的にも、また取締役会を代表して、感謝の意を表したいと思います。」
リチャード・オールドフィールドのコメント
「シュローダーの次期グループCEOに選ばれたことを光栄に思います。入社以来、シュローダーの素晴らしさを実感してきました。私たちは、長期的な視点、顧客ニーズへの対応、優れた運用パフォーマンスで知られています。資産運用業界には課題も多くありますが、私たちにはビジネスを成長させ、世界で富をうみだすために適切な機会をつかむ力と豊富な人材があります。CEOとしてのスタートを楽しみにしています。」
グループCEO ピーター・ハリソンのコメント:
「社会人としてのキャリアをスタートさせた場所であるシュローダーは、私の人生にとって常に中心的な存在です。シュローダーが成し遂げてきたことを誇りに思いますし、ここで働く素晴らしい人たちにも大きな愛着を感じています。」
「リチャードを採用したとき、ビジネスを運営し成長させる彼の幅広い経験と、顧客中心の取り組みに感銘を受けました。入社1年目から新たな視点を発揮してくれた彼なら、今後もビジネスを前進させてくれると確信しています。」
ピーター・ハリソンは2024年11月8日までグループ・チーフ・エグゼクティブを務め、その後、取締役を退任する予定です。
リチャード・オールドフィールドは、PwCでネットワーク・バイス・チェアマン兼グローバル・マーケット・リーダーを務めた後、2023年にシュローダーに入社しました。リチャードは、サービス全体と主要クライアントおよび業界プログラムの責任者であり、複数の国でチームを構築・指揮し、業績向上、クライアント・ポートフォリオの最適化、戦略的プロジェクトを推進しました。また、PwCの英国エグゼクティブ・ボードに5年間在籍し、その間、クライアント・マーケット部門長、戦略・コミュニケーション部門長を務めました。
現在、リチャードは、シュローダーの最高財務責任者(CFO)として、財務管理、リスク管理、テクノロジー、資本、財務を直接管理するとともに、会社全体の運営にも責任を持っています。後任のCFOは、追って発表する予定です。