シュローダー日本株式ハイクオリティ高配当(除く金融)戦略

シュローダー日本株式 ハイクオリティ高配当(除く金融)戦略(以下、当戦略)は、金融セクターを除く高配当株の中でも、減配リスクが低い銘柄を厳選して投資することで、リスクを抑えながら市場平均を上回るリターンを目指す戦略です。2024年3月に設定いたしました。

日本の株式市場において、高配当株は長期的にみるとバリュー株やグロース株をアウトパフォームしており、高配当株への投資は効果的な戦略と考えられます。そして、高配当株の中でも減配リスクが低いことが、高いパフォーマンスにつながる大きな要因だと考えます。

当戦略では、金融機関のお客様のバーゼルⅢのダブルギアリング規制に配慮し、金融セクターを投資対象外としております。

スタイルと日本株の推移

戦略の特徴

当戦略では、市場データを分析し、①高い配当利回り、②低い減配リスクに着目して定量的に銘柄を厳選します。

高配当株は、市場平均よりも十分に配当利回りが高い銘柄を厳選して組み入れます。その高配当株の中から、減配リスクの高い銘柄を定量分析により、除外します。減配リスクの定量分析では、数ある指標の中から配当の安定性に寄与する財務指標を厳選し、合成スコアを計算しています。当戦略のファンドマネージャーがジャッジメンタルのアクティブ運用を行うなかで得た知見や経験、そして社内のリソース等を活かし、独自のスクリーニング手法を構築しました。

戦略のポイント

配当利回りの高さと減配リスクの低さに注目する理由

日本企業は、欧米企業と比較して為替や海外の景気の影響を受けやすく、利益の変動が大きい傾向にあります。一方、日本企業の財務体質は健全で、減益局面においても減配を回避しようとする経営者が多く、配当は安定して拡大してきました。下記のグラフでは、TOPIXの1株あたり純利益と1株あたり配当金の推移を示していますが、1株あたり純利益が大きく上下する中で、1株あたり配当金は安定的に推移しています。

上記のことから、当戦略のファンドマネージャーは、「変動が大きな利益に着目して投資判断をするよりも、将来の見通しが立てやすい配当に着目して銘柄を選定する方が、安定したリターンが得られる可能性が高い」と考えています。

加えて、最近はコーポレートガバナンスの改善により株主還元を拡大する企業が増えており、この機運は高配当株投資に対して追い風になると考えます。

配当とEPS

高配当株投資における大きなリスクは、配当額が減額されること(=減配)です。配当利回りが高く魅力的に見える銘柄であっても、減配時には株価が大きく下落する可能性が高いです。そのため、高配当株投資における銘柄選定では減配リスクの高い企業を避けることが肝要です。

減配リスクを示す例として電気機器製造大手のA社が挙げられます。A社は継続的に安定して高い水準の配当金を支払っておりましたが、2020年6月末の配当金額が前回(2019年12月末)の配当金額(80円)から半減することが2020年1月末に発表され、株価が大きく下落しました。

当戦略の運用では、企業の減配リスクを定量分析し、当該企業を投資対象から除外することで、配当利回りが高く、かつ安定した配当が見込める企業に厳選投資を行っています。

株価例

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