日本の鉄道開業とシュローダー
シュローダーが見ているのは、いつもひとつ先の未来。 日本鉄道史と近代の夜明けを支えた、その投資判断とは?ここにひとつの感謝状がある。
時は明治、贈呈者は当時の大蔵卿、松方正義。
日本政府を代表し、「シュローダー」の労をねぎらう内容だ。
現在、資産運用の世界的企業として知られるシュローダーだが、
150年前、日本初の鉄道敷設実現の陰に、
その存在があったことはあまり世に知られていない。
近代化の大きな原動力となった鉄道敷設
1872年(明治5年)に開業した日本の鉄道は、新橋―横浜間の開通を端緒として全国各地で敷設が進んでいき、明治末期にはほぼ全ての幹線網が完成。
その革新的なインフラにより、日本人の暮らしは一変し、経済近代化の基礎が築かれていく。
しかし、そのスタートには大きな困難があった
(写真)日本近代化の象徴的存在でもある最初期の蒸気機関車
明治政府の悩み
1864年、英国留学から帰国した伊藤博文、井上馨らは鉄道敷設の必要性を提唱し、駐日英国公使の助言を得て、具体化に着手した。
鉄道敷設の資金調達は国内で行おうとしたが障害が立ちはだかった。政府紙幣の大量発行でインフレが進行、さらに、当時は貨幣制度が統一されておらず、政府紙幣の他にも多様な紙幣があり、国債が発行できる状況ではない。
資金調達は海外で行うほかなかった。
(写真)政府が計画した鉄道路線図
近代の社会インフラ拡充に貢献したシュローダー
そこへ登場したのがシュローダーだ。1804年に創業したシュローダーは、世界中を舞台にビジネスを拡大してきた。
キューバにおける鉄道敷設の資金調達に携わったのを皮切りに、米国、欧州、アジアの鉄道、港湾、電力施設といったインフラプロジェクトの資金調達に尽力。国際金融のパイオニアとして世界の近代化を後押しする存在だった。
その一つとして、1870年(明治3年)、日本初の鉄道敷設のために政府が発行する国債の主幹事を担うことになったのである。
日本の鉄道開業とシュローダー
シュローダーが見ているのは、いつもひとつ先の未来。日本鉄道史と近代の夜明けを支えた、その投資判断とは?
ESG投資のトップランナーとして世界によりよい変化を
現代の長期投資においてはESGを考慮した投資アプローチが不可欠だ。これをシュローダーは早い時期から取り入れている。
1998年にはいちはやくESG専任担当を置き、2020年には運用するすべての資産でESGインテグレーション(環境・社会・企業統治に関するリスクや投資機会の分析を運用プロセスに組み込むこと)を完了。さらには投資の社会や環境への影響をロジカルに可視化する計測ツールの開発を進め、ESG投資の精緻化・高度化を進めている。
投資で、変化を加速
かつて日本の未来を思い描いたシュローダーの視線は、
いま全世界の企業と共につくる持続可能な明日へと向けられています。
時代の先を見通すESG投資
1998年から20年以上続くESGの高度化
日本と世界の発展とともに歩む
シュローダーの歴史
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